本日はROTOGRIPから新発売される「X-セル・ツアー」をご紹介します。
ボール性能
スペックは以下の通りです。
Xセルツアーはハイパーレスポンスパールカバーストックとニュークリアスコアを採用しています。この組み合わせにより、強力なカバーと転がり感を実現しています。フィニッシュは1500番グリッドポリッシュで、手前の滑りが良く、オイルの多いコンディションでもしっかりと反応します。ボールのRGは2.500、デルタRGは0.056と、振れ幅の大きな設計になっています。Xセルシリーズとしては第2弾にあたり、前作のソリッドに対して今回のパールはより多くのシーンで使用できる仕様です。
投球時の印象
投球時には、手前からしっかりと転がりながら進む印象があり、投げていて非常に気持ちの良いボールです。パールカバーの影響で走りが良く、奥での動きは緩やかに寄っていくため、急激な切れを見せることはありませんが、安定したフックを感じられます。AIコアによるピンアクションも非常に良く、ピンに当たった際の反発力が強いため、ストライクを取りやすいボールと感じました。手から離れてからの転がり感が強く、投げ手の力以上に転がる印象が得られるのが特徴です。
比較ボールとの違い
X-CELLとの比較
前作のXセルソリッドと比較すると、Xセルツアーはパールカバーのため、手前の走りがよりスムーズで、オイルが少ない部分でも使いやすくなっています。前作のソリッドは特にオイルが多いコンディションで優れた性能を発揮しましたが、Xセルツアーはオイルが削れてきたレーンでも対応可能です。また、ニュークリアスコアは共通ですが、パール仕上げの影響で、より走りやすく、幅広いコンディションに対応できるようになっています。
総評
Xセルツアーは、パールカバーとニュークリアスコアのバランスが良く、手前から奥まで安定した動きを見せるボールです。特に、オイルの多いレーンや削れてきたレーンでの対応力に優れており、投げ手の力を超える転がり感とピンアクションを提供します。前作のXセルを持っている方がさらに走りの良さを求める場合や、セルシリーズを初めて試す方にとっても、非常に使い勝手の良いボールといえます。特に、手前でのスムーズな動きと奥での持続的なフックが特徴で、試合や普段のセンターコンディションでも信頼できる一品です。
