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THE ROAD S ザ・ロードS【STORM ボールレビュー】

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本日はSTORM社から新発売される「ザ・ロードS」をご紹介します。

目次

ボール性能


スペックは以下の通りです。

「ザ・ロードS」は、TX22ソリッドリアクティブカバーを使用しており、前作「ザ・ロード」に使われていたTX16よりも強いカバー素材となっています。このカバーは、これまでのシリーズで使われていない新しい素材であり、特にオイルへの強さが特徴です。ウェイトブロックにはインバーテッド F2 AIコアが採用されており、これがピンアクションを大幅に改善しています。また、ボールの仕上げは2000グリットフィニッシュで、RGは2.55、デルタRGは0.050となっており、全体的に強力で安定した性能を持つボールです。

投球時の印象

実際に投球してみた感触では、このボールはオイルに対して非常に強く、余分な動きをせず、非常に安定して投げることができました。特にタイトなラインでのコントロールがしやすく、広いラインを取る必要がない場面でもしっかりとした動きが得られます。奥での動きは穏やかで、急激に曲がることがないため、使いやすさを感じました。AIコアの採用によってピンアクションが飛躍的に向上しており、ストライクを狙う際に非常に有効です。このボールの操作性の高さは、幅広いプレイヤーに好まれる点だと思います。

比較ボールとの違い

THE ROADとの比較

前作の「ザ・ロード」と比較すると、まずカバーの強さが際立っています。前作はハイブリッドポリッシュ仕上げで、奥での切れ感が強く、広いラインを取るスタイルに向いていましたが、今回の「ザ・ロードS」はオイルに強く、手前から穏やかに曲がり始めるため、よりタイトなラインでのプレーが可能です。また、ピンアクションに関しては、AIコアのおかげで明らかに改善されており、ストライクの確率が上がったように感じます。前作の「ザ・ロード」はオイル上でやや滑りやすく、少し使いにくさがありましたが、今回のモデルではその点も解消されており、より扱いやすくなっています。

総評

「ザ・ロードS」は、特にオイルの多いコンディションで威力を発揮し、タイトなラインを狙う場面で非常に優れた性能を見せます。ピンアクションの向上によってストライクを取りやすくなっており、このボールを使用することでスコアメイクに大きく貢献できるでしょう。幅を広く取って投げるスタイルではなく、正確にタイトなラインを狙いたいボウラーにとっては理想的な選択です。また、このボールで300点を達成したという事実もあり、非常に信頼性の高いボールとして位置付けられます。今後、特にスポーツコンディションや難しいレーンコンディションでの使用が期待される一品です。

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