本日はSTORM社から新発売される「アイオンプロ」をご紹介します。
ボール性能
スペックは以下の通りです。
今回のNewコアは、RGが2.470と低く、手前からよく転がるコアです。デルタRGが0.035なので、IQより少し強く、マーベルやフェイズ系よりは少し弱いですが、非対称でマスバイアスが0.014という組み合わせのボールはほとんどなかったと思います。珍しいですね。アメリカのネットでも調べたら、このボールはベンチマーク的なボールとして開発されたようです。
投球時の印象
実際に投げてみたところ非常に滑らかに動き対称コアっぽい動きでした。非常にスムーズに転がります。色が地味なので転がり感は映っていないかもしれませんが、意外と転がりが良いですね。低RGのため、手前から転がりが良いボールです。カバーストックはTX16でフェイズ2と同じです。ただ、今回はハイブリッドなので、フェイズ2のソリッドとは違います。ハイブリッドは初めてかもしれません。フェイズ2に比べて動きのキャッチ感は少し弱いかもしれませんが、曇っているため右に寄って投げると動きが非常にスムーズです。 動き幅は大きくはないですが、扱いやすい動きです。TX16のカバーはストームの中では中間くらいの強さですが、このコンディションでも弱さは感じません。意外と強さを感じるカバーです。GIやNRGのソリッドやハイブリッド系に比べると、手前の走りが強く感じます。カバーがそこまで強くないので、ベンチマーク的なボールとして投げやすいです。投げている感覚が対称コアに近いので、扱いやすいですね。新開発のAIコアでピンアクションも良く非常に扱いやすいです。 私のラインナップでも中間に位置すると思います。使えるコンディションとしては、スポーツコンディションのような外が早くて中が切れるようなレーンでも安定して使えそうです。非常に操作性が高いボールです。読みやすく、扱いやすいボールです。
比較ボールとの違い
PHAZE IIとの比較
フェイズ2と比較しました。フェイズ2はTX16を使っておりコアは違いますが、カバーの系統が同じです。フェイズ2も非常に良いボールですが、アイオンの方が中盤手前スキッドしてから曲がりが安定しています。フェイズ2の方が一気呵成に向いてくる感じがありますが、アイオンの方がパワーロスしない感じがします。
JOURNEYとの比較
パール素材のジャーニーと比較してみます。ジャーニーはTX16のパールでポリッシュされており、光っているため非常に行きやすいですがカバーが弱いため直進性が強いです。 カバーだけで言えばフェイズ2やアイオンの方が強いです
総評
寄ってくる強さを感じつつ持続的に向いてきます。非対象コアの部分があるからか投げていて面白いです。ベンチマークとして非常に良いボールです。ハイブリッドを持っていない人が初めて持つにも良いと思います。ハイブリッドは中途半端と思われがちですが、キャッチ感もそこそこあり、奥の動きも出ます。ボール1個だけ持つという人には、ハイブリッドをお勧めします。AIコアの強さで、薄めでも倒れます。エレメントツアーAIコアのピンアクションの幅が広いです。非常にユニークなコアで、見た目は対称コアに見えますが非対称です。AIコアでピンアクションも良いですし、扱いやすさも抜群です。STORMの中でもここまで扱いやすいボールはなかったと思います。今回のボールはトータルとしての仕上がりが非常に高いレベルで、ベンチマークとしても過言ではありません。このボールを基準にラインナップを組むのも良いと思います。この動画を撮った後も試合で使っていきたいボールです。皆さんもこの動画を見て良いなと思ったらぜひ買ってみてください。今後もカバーを変えてシリーズ化されると思いますが、第1弾でこれだけ良いボールはなかなか出ないです。非常におすすめです。